「なくてはならないもの」「あったらいいな~なもの」

みなさまこんにちは。アトリエスペアミントのあいとくえみです。
今回でユーザーズブログ4回目となりました。

 

今回は、洋裁歴約35年の私が、いつも愛用している洋裁グッズをご紹介いたします。
「愛用」・・・の域を超えて「なくてはならないもの」、そして「あったらいいな~なもの」です。
まずは、「なくてはならないもの」達です。

 

「なくてはならないもの」「あったらいいな~なもの」

1ものさし。
ものさしは、細かく言いますと、20センチの短いもの、50センチのもの(これは方眼定規がおススメ)、そして1mものさしと、数種類あるといいですよ。
洋服を作る方は1mは必須アイテム!
型紙を引かない方でも、洋裁本に付いている実物大型紙を写し取る作業があると思います。短いものさしで長い線を引くと、どうしてもつなぎつなぎになって、途中で微妙に斜めになっちゃったりしますよね。
1mものさしで、ズバッと真っすぐに線を引きましょう~~!

 

2Dカーブルーラー。
これは丸い線が引ける定規です。
主に、洋服の首ぐり、袖ぐりの線を引く時に使います。
私はがま口作家ですから、がま口の型紙のカーブを引く時に使っています。
型紙を引かない方にもおススメします。
既存の型紙の首のくりを、もう少し広げたい、又は狭くしたい、と思った時に、まっすぐの定規を駆使してもなかなかうまく線が引けないと思います。
そんな時に、この定規があるときれいにカーブが引けますよ。
私のDカーブルーラーは、かれこれ30年くらい使っている年期ものです。

 

3目打ち。
がま口を作る方には差し込み工具として必須アイテムですが、洋裁全般で必須だと思います。(画像は100均のもの、これが一番使いやすいです。)
ポケット付け位置のしるしを生地に付けたい時は、型紙の上からグサッと刺します。生地に小さな穴が開き、目印になります。縫製工場ではこのように印を付ける事が多いと思います。
生地の目が詰まっている薄手のものには、この「グサッと」はしない方が良いですが、普通地~厚地だと大丈夫です。
このしるしを付けるためだけでなく、失敗した糸を解いたり、ミシンを掛ける時に、つねに右手に持っておくと良いです。手元スタートボタンのミシンの方は右手が忙しいと思いますが、目打ちを持っていると、縫いにくい所や、生地と生地がずれそうな所に来た時に、さっと握りなおして目打ちを使いながら縫う事が出来ます。これは抜群に効果的なので、1度試してみて下さい。

 

456裁ちばさみ、クラフトばさみ、糸切ばさみ。
裁ちばさみと糸切ばさみは布専用です。絶対に紙を切ってはいけません。
紙は布より硬いので、紙を切っていると、布が切れなくなってきます。
クラフトばさみは所謂工作ばさみです。どこのご家庭にもあるはさみですね。
これは紙専用にして頂いて、型紙を切る時などに使ってください。

 

7FUJIXのシャッペスパンミシン糸。
私はこのミシン糸が大好きです。
似たような見た目のお安いミシン糸が売っていますが、引っ張るとプチンと切れるものが多くちょっと心配になります。
商品などの大事なものを縫う時は、絶対にしっかりとした糸で縫っています。
普通地~厚地は#60で縫います。
糸は番号が小さくなる程、太くなります。
ちなみにシャッペスパンミシン糸の#30は厚地用で、結構糸が太いです。
色で選んで太さを間違えない様に注意してくださいね!

 

8910接着テープ類。
⑧はホームセンターに売っている「紙をはがしたら両面テープですよ。」なテープです。工作に使ったりするやつで~す。
お洗濯をするものには使えませんが、バッグや雑貨などには使えます。
ネームタグを仮止めしたり、布と布を貼り合わせたり、バッグの底に底板を貼ったりと、とても使えます。0.5㎝幅と1.5㎝幅があると良いですね~。
⑨は、アイロン接着タイプの両面テープ。お洗濯をするものにはこちらをおススメします。
⑩は、伸び止めテープ。洋服を作るときには必須です。ポケット口や首ぐりなど、伸びては困る場所にアイロンで貼ります。
洋服に穴が開いたり、少し裂けてしまった時には、傷口の裏から伸び止めテープを貼って、それから修繕(傷口をチクチク縫う)すると良いですよ。

 

「なくてはならないもの」「あったらいいな~なもの」

さぁ続きまして、「あったらいいな~なもの」達です。

 

11マールサシ。
こちらはカーブの線の長さを測るのに使います。
道路で測量のお仕事をされている方が、これの大きいやつを転がしてたなぁ。(とふと思いました。)
カーブの部分を測るのは、なかなか大変なので、あると便利です。私はよく使っています。
これも相当年期もの。

 

12こちらは新人さん。お友達のおススメで購入しました。クロバーさんの、アイロンを掛けなくても折り目を付けられるグッズ。
これは折り目を付けたいところをコロコロするだけ。
コロコロ美顔ローラーみたいな奴です。(あれはシワを伸ばしたくて使うから、効果は真逆でしたね。笑)

 

13はさみ研ぎ器。
はさみはきちんと、研屋さんに出していただきたいのですが、ちょこっと簡易的に研ぐには便利です。はさみを開いて穴に差し込み、押して引いて、を何度か繰り返すだけ。
これも手芸店にて購入しました。

 

さて、皆様はいくつ持ってましたか?
道具がある程度揃っていると、洋裁はサクサク進みます。
ところどころお役立ちアイテムを使って、時短しながら楽しく作り上げましょう♪

 

では、また次回に。Let's enjoy your handmade!

 

ライターあいとくえみ(アトリエスペアミント主催)

福岡県出身。1男2女の母。がま口作家兼がま口講師。
福岡の海辺の自宅アトリエで、オンラインショップの運営や自宅がま口教室主宰。
2017年から、NHK文化センター、福岡県内の公共施設、教育委員会施設などでがま口講師として、がま口を作ってみたい方へ作り方を伝授している。 これまでに1000個以上のがま口を制作。
2019年3月にはオリジナルがま口のレシピと型紙のネットショップを開設。離れた場所にいる方にも可愛いがま口を作ってほしくて、レシピに力を入れている。

ブログ:https://ameblo.jp/atelier-spearmint/
オンラインショップ:http://spearmint-online.com

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